1週間分の野菜たち、冷蔵庫に入れるととてつもなくかさばりませんか?冷蔵庫に入れる前に簡単な下ごしらえをプラスすることで、冷蔵庫がとってもスッキリしますよ。
毎回、袋から出す、水洗いする、水を切る…といった工程を省略できるから料理もスムーズにこなせます。
ここでは、シンプルライフ研究家であり、ワーキングマザーでもあるマキさんから学んだ、野菜を冷蔵庫へ入れる前にやっておきたい「便利な調理術」をご紹介します。
野菜を洗う
マキさんが行う下処理の基本は「袋から出して洗って収納する」こと。これをしておくだけで、お料理のテンポが格段にアップします。
毎日の料理にちょこちょこ使いすることが多い大葉やトマト、ベビーリーフの下処理をご紹介します。
大葉
大葉を袋から出して、流水で軽く洗います。
キッチンペーパーで大葉についた水気を、軽く拭き取ります。
そのキッチンペーパーを細長く裂いて…
大葉の茎に優しく巻き付けます。
なめ茸の空き瓶に、取り出しやすいように茎を上にして入れてフタをします。
茎が下になるように瓶をひっくり返して完成です。
水分がキッチンペーパーに落ちてくるので、大葉のみずみずしさが長持ちします。その後は使うたびにキッチンペーパーを取り換えればOK。冷蔵庫のドアポケットに置いておけば場所もとらず、取り出しやすいですよ。
トマト
トマトはザルにあけて、流水で洗います。
水気を切って、そのまま保存容器に。
たったこれだけで、トマトを少し食べたいというときに「パックから出して洗う」というひと手間を減らしてくれます。
ベビーリーフ
あらかじめ保存容器にキッチンペーパーを敷いたものを用意しておきます。このとき、キッチンペーパーは濡らさずに敷いておけばOKです。
ベビーリーフを洗って、軽く水気を切って入れます。
キッチンペーパーに程よくしみ込んだ水分のおかげで、3〜4日はシャキっとしたまま楽しめます。
朝ごはんに「野菜が食べたいな」と思ったときにも、サッと出せるのがいいですよね。出すのが面倒でしなびた野菜が冷蔵庫に残ってしまった…なんてことも防げます。
冷蔵庫の中で重ねて収納できるので、スペースも無駄にしません。
野菜を切る
長さのあるネギなどは、そのままでは冷蔵庫に入らないこともありますよね。そんなときは、3等分や薬味サイズに切っておくとスッキリ入れられます。
嬉しいことに、切ってひと手間加えるだけでもう副菜ができてしまうということも…。
ネギ
ネギは洗って小口切りにしましょう。
半分ほど残して食品保存用のポリ袋などに入れておきます。かさばらず、いつでもパラパラと使える状態に。
毎日のお味噌汁や冷奴にもトッピングするのが楽になりますね。
きゅうり
きゅうりは洗って輪切りにします。
ポリ袋に入れて保存…だけでもいいのですが、マキさんの場合「きゅうりやカブは切ったら漬ける」のだとか。
浅漬けの元を使ったり、塩やめんつゆを使ったり。ポリ袋ならそのまま揉みこんで冷蔵庫に保存できますよ。
下ごしらえに加えて副菜まで完成するので、あと1品欲しいな…というときにとっても重宝します。
ポリ袋は並べて冷蔵庫に収納すればスッキリ!
野菜の下ごしらえをあらかじめしておくと、冷蔵庫が使いやすくなるのはもちろん、料理の時短に繋がったりと良いことずくめです。
冷蔵庫収納の基本は野菜の下ごしらえから!
マキさんは下ごしらえを、夕飯を作る際に包丁を使ったから、洗い物で水を出したから…といった流れでついでにやってしまいます。何かのついでにやってしまえば、そのための準備も片付けも一緒に済むので負担も軽くなりますよ。
ポリ袋などのアイテムを活用して、下ごしらえ後の収納もスッキリさせてみてくださいね。
マキさん愛用の収納アイテムはこちら
取材協力
マキさん(シンプルライフ研究家)
4歳と9歳の娘、夫と4人暮らし。東京都在住。広告代理店勤務のワーキングマザー。不要なものは持たないシンプルな暮らしを綴ったブログ「エコナセイカツ」主宰。「しない家事」(すばる舎)や「 「ゆるく暮らす 毎日がラクで気持ちいい、シンプルライフ」(マイナビ出版)など著書多数。全国のNHK文化センターでの講演活動や、アパレルブランドの商品コラボなどで幅広く活躍中。
(image by nanapi編集部)